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column 02

花王がなぜ「姿勢」を?

~15年の歩行研究を届ける研究者と
開発者たちの挑戦~

こうした生活者の悩みに向き合うため、花王ライフケア研究所が着目したのは、歩き方や姿勢に表れる“身体のゆがみ”でした。実は花王では、15年以上にわたって「歩行」について研究してきました。その研究の中で見えてきたのは、「歩き方を意識しても、時間が経つと元に戻ってしまう」ということ。

こうして生まれたのが、歩行から身体のゆがみを測定するアプリ『my Symmetry』と、足裏から姿勢コンディショニングをサポートするインソール『THE CORE』です。今回は、歩行姿勢研究者の植田、アプリ開発を担った惠口、インソール開発を担った高橋に、15年を超える歩行研究がどのように『my Symmetry』と『THE CORE』へ結実したのか、その舞台裏を伺いました。

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花王はなぜ「姿勢」に着目したのか?

――現代人の生活は、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用、運動不足などによって、知らず知らずのうちに身体へ負荷がかかりやすい環境にあります。姿勢を意識しても、それを維持するのは簡単ではありません。
花王は15年以上にわたって歩行研究を続けてこられました。その研究はどのように始まり、なぜ最終的に「姿勢」へとたどり着いたのでしょうか。

植田:歩行研究の出発点は、「おむつ」の履き心地研究にあります。乳幼児は言葉で履き心地を伝えることができません。そこで花王では、歩き方にその子の状態や心の声が表れているのではないかと考え、長年歩行の研究を続けてきました。

その後、対象を大人へと広げて歩行研究を続ける中で、ある疑問を抱くようになりました。
被験者の方に「もう少し歩幅を大きくしてみましょう」「こう歩いてみてください」とアドバイスすると、その場では皆さんの歩き方が良くなるんですね。ところが、ふと帰り道の様子を見ると、すっかり元の歩き方に戻ってしまっていて……。その時にハッとしました。
アドバイスや意識付けだけでは、生活者の日常は変わらない。頭で意識し続けなくても、無意識のうちに身体のバランスが整うようなアプローチが必要なのではないか。
そこから、歩き方そのものではなく、その背景にある身体のバランスや姿勢に着目するようになりました。

歩行研究者:植田

――なるほど。つまり、歩き方を変えようとしても、その人自身の身体の癖が残っている限り、なかなか元の動きから抜け出すことは難しいということですね。その後、研究を続ける中で、どのようなことが分かってきたのでしょうか。

植田:私たちは、まず「身体の癖はどこに表れるのか」を考えました。
姿勢を見るのであれば、立ち姿を測るという考え方もあります。ただ、人は「ちゃんと立とう」と意識すると、その瞬間だけ姿勢を整えられてしまうんです。

その点、歩行は一見単純なくり返し動作に見えますが、立っている状態と比べると、無意識のうちに瞬時に状況を判断して、筋肉を動かしバランスを取るなど、身体の中でさまざまな処理が行われています。
だからこそ、その人本来の身体の使い方や癖が表れやすいのではないかと考えました。

一方で、歩行姿勢を正確に測ろうとすると、専門的な機器や大掛かりな計測環境が必要になります。それでは日常の中で活用することが難しい。
「生活者自身が、自宅で手軽に測れないか」という発想で研究を続けてきました。

――セルフで測れることと、正確に測れること。その両立に挑戦してきたんですね。これだけの研究成果がありながら、なかなか製品化にはつながらなかったそうですね。

植田:そうですね。研究としては価値があると思っていましたし、自治体や企業向けのサービスとして活用される場面もありました。ただ、一般の生活者の方々に届けるという意味では、まだハードルが高かったんです。研究者だけでは見えなかった視点が加わったことで、この技術を生活者の皆さんの日常へ届ける道が少しずつ見えてきました。

惠口:私が最初に植田さんの研究を見た時、歩行からここまで多くの情報が分かることに驚きましたし、一方で「この技術が研究室の中だけに留まっているのはもったいない」とも感じました。
どうすればこの研究を生活者の皆さんに届けられるのか。そこから、私たちの挑戦が始まりました。

アプリ開発者:恵口

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15年の研究を生活者に届ける物語

――研究室の中にあった技術を、生活者の皆さんに届ける。その挑戦はどのように始まったのでしょうか。

惠口:初めて植田さんたちの研究を見た時の衝撃は今でも忘れられません。
画面には、歩行から取得した膨大なデータが並んでいました。研究者の皆さんにとっては見慣れたものかもしれませんが、私からすると「歩行だけで、ここまで分かるのか」という驚きがあったんです。
一方で、「この技術をいかに生活者の方に価値として届けるか」とも考えました。

高橋:私も最初に見た時は衝撃を受けました。
技術そのものにも驚きましたし、研究出身の立場から見ても、その裏側にあるデータの蓄積に圧倒されたんです。
2万人を超える膨大な歩行姿勢のデータがあるからこそ、身体の癖や特徴を客観的に捉えられる。
これは簡単には真似できない研究資産だと感じました。

一方で、その価値を研究者の言葉だけで伝えるのは難しいとも思いました。言い換えれば、研究の価値を生活者の皆さんに伝わる形へ翻訳する作業が必要になると。

インソール開発者:高橋

――翻訳、ですか。

高橋:例えば、研究者は歩行中の関節角度や身体の動きの特徴から多くのことを読み取ります。
でも、それを生活者の方にお伝えしたとしても、なかなかピンときませんよね。

――確かに、そうですね。

高橋:研究者にとっては当たり前のことでも、生活者の方には伝わらないことがあるんです。

――研究者と生活者では、見ているものが違う。だからこそ、研究の価値をそのまま伝えるのではなく、生活者に伝わる言葉へ置き換える必要があったわけですね。

惠口:この部分は、かなり悩みました(笑)。
例えば「あなたの歩き方が分かります」と言われても、多くの方は「それで?」となりますよね。
植田さんたちが長年積み上げてきた歩行姿勢研究の技術の凄さは分かる。でも、それだけでは生活者の皆さんには興味を持ってもらえないような気がしたんです。

議論を重ねる中でたどり着いたのが、「ゆがみ」という表現でした。

――「歩き方」そのものではなく、その背景にある身体の状態に目を向けたわけですね。

惠口:そうなんです。体のバランスや姿勢が気になる人もいれば、体の使い方に癖がある人もいる。「歩き方」ではなく「身体のゆがみ」と捉え直すことで、自分ごととして受け取ってもらいやすいのではないかと考えました。そこから、このプロジェクトの方向性が少しずつ見えてきたんです。

――歩行解析という技術そのものではなく、「ゆがみ」という言葉によって初めて生活者に伝わる入口が見えてきた、と。

惠口:そうですね。最初は、歩行解析の結果をもとに、その人が歩いている姿を3Dモデルで表示した上で、自分に合ったエクササイズを提案するという構想でした。

――今の「my Symmetry」とは違ったアプローチだったんですね。

惠口:はい。ただ、本当に生活者の方が求めているのはそうした機能なのだろうか、という疑問もありました。
そこで生活者の方へのインタビューを重ねる中で、「この運動が自分に合っているのか分からない」「ちゃんとできているのか不安」といった声が多く聞かれたんです。
もうひとつ印象的だったのが、整体などで専門家から説明を受けた時の体験です。
「だから肩や腰に違和感があったのか」「なんとなく感じていた違和感の理由がわかった」と、自分の身体の状態と悩みが結びついて納得できる。その価値がとても大きいことに気づきました。

そこで私たちは、運動の方法よりも、まずは今の自分の状態を知ることなのではないかと思うようになったんです。そこが、『my Symmetry』の原点になりました。

――先ほど植田さんは『生活者自身が、自宅で手軽に測れないか』という発想で研究を続けてきたとお話しされていました。その研究をどのようにしてアプリへ落とし込んでいったのでしょうか。

植田:そうですね。私がアプリ開発で特にこだわったのは、「歩数」です。
もともと研究用のシステムでは、15歩ほど歩いていただくことを想定していました。それくらい歩いていただいた方が安定したデータを取得しやすかったからです。

――今の8歩と比べると、かなり長かったんですね。

植田:研究側としては精度を高めたかったのですが、生活者の方が自宅で使うことを考えると、15歩は長いですよね。
そこで改めて検証を重ねた結果、歩行の中でも最も安定した部分だけを抽出することで、8歩でも計測できるようになりました。

――15歩から8歩へ。かなり大きな進歩ですね。

高橋:開発側からすると、「本当に続けてもらえるか」の方が気になるんですよね。「半分くらいになりませんか?」なんて無茶なお願いをしていたと思います(笑)。

植田:そうでしたね(笑)。最初は7歩まで減らせないかという話もあったのですが、それはさすがに厳しかった。最終的に、測定の精度と使いやすさの両方を成立できるラインとしてたどり着いたのが8歩でした。

でも、そのおかげで研究室の中にあった技術を、『my Symmetry』という形でようやく生活者の皆さんの手元へ届けられるようになった。それは私たちにとって大きな一歩でした。

スマホをおへその下にあてて8歩歩くだけで、身体のゆがみを測定できる『my Symmetry』。身体のゆがみ状態におすすめのエクササイズとインソールを提案する。

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「ゆがみ」を知ったその先に、何ができるだろう

――「ゆがみを可視化する」という価値が見えてきた一方で、高橋さんは並行してプロダクトの可能性も探っていたそうですね。正直、歩行解析技術とアプリだけでも十分サービスとして成立しそうに感じます。そこにさらに新しい価値を加えようと考えたのはなぜだったのでしょうか。

高橋:せっかく自分の身体の状態が分かったのに、そのまま何も変わらなかったらもったいないですよね。
歩くことも含めて考えた時に、自分の意識や努力だけでゆがみを整えていくことには限界があると思ったんです。

もちろんエクササイズも大切です。
でも、もっと自然に身体をサポートする方法があるのではないかと考えていました。

ただ、その頃はまだプロダクトの形も決まっておらず、半年近く、歩行研究を起点にどんな価値を届けられるのか、ひたすらアイデアを出しては壁打ちを繰り返していました。
今振り返ると、その期間はずっと答えを探していた感覚ですね。

飲料や食品の商品開発は経験していましたが、今回はまったく新しい領域。展示会にも片っ端から足を運びながら、「歩行研究と組み合わせるなら何ができるだろう」と考え続けていました。

――その中で、インソールとの運命的な出会いがあったそうですね。

高橋:はい。ある健康関連の展示会でのことでした。
帰ろうとしていた時に、たまたま声をかけられて、「ちょっと試してみませんか」とインソールの上に立ったんです。すると、本当に大げさではなく、その瞬間に重力がなくなったような感覚があったんです。

ちょうど疲れていたこともあったと思うのですが、身体がふっと軽くなるような感覚があって、「インソールでこんなに変わるのか」と衝撃を受けました。

――10万円という価格以上に、それだけの価値を感じられたということですね。

高橋:だからこそ、この感動をもっと多くの方へ届けたいと思いました。

――なるほど。「ゆがみを知る」と「ゆがみにアプローチする」。アプリとインソールは別々に生まれたのではなく、ひとつの体験としてつながっていたわけですね。研究、アプリ、インソールと、それぞれの目線を揃えるような共通のコンセプトやキーワードはあったのでしょうか。

高橋:歩行解析から分かることは本当にたくさんあるんです。でも、その中で何を生活者の皆さんに届けるべきかを考えた時、「ゆがみ」という軸が見えてからは、実はあまりブレませんでした。

アプリで身体の歪みを見える化する。
インソールで足裏から姿勢コンディショニングをサポートする。
方法は違っても、目指すものは同じ。

だからこそ、研究チームも開発チームも、最後まで同じ方向を向いて開発を進められたのだと思います。

歩行解析技術から導き出した身体の「ゆがみ」を足裏から支えるインソール『THE CORE』。アプリで身体の状態を知り、インソールで日常的にサポートする新しい姿勢ケア体験を目指した。

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約7,500時間をかけて、確かめたかったこと

――ここまで研究や開発のお話を伺ってきましたが、実際に生活者の皆さんの反応はいかがだったのでしょうか。

惠口:私たちもそこは気になっていました。そこで正式リリース前に、花王の会員様向けに100名限定の先行体験会を開くことに。すると、7,000人を超える応募が集まり、その反響の大きさに驚きました。

――100名の定員に対して7,000人以上の応募ですか!?

惠口:「こんなに多くの方が身体のゆがみに関心を持っているんだ」と感じましたし、私たちが考えていた方向性は間違っていなかったんだと確信できた瞬間でした。

高橋:先行体験の反応はすごく良かったですし、インソールに対する期待の高さも感じていました。でも、それだけでは足りないとも思っていました。

――反響があっても、すぐに製品化という流れにはならなかったわけですね。

高橋:はい。というのも、インソールは世の中にたくさんあります。その中で花王ライフケア研究所として出す以上、「良いと思う」だけではなく、「なぜ良いのか」をきちんと示したかったんです。

そこで植田さんの研究チームと一緒に、何を測ればその価値を示せるのか、どんな試験設計なら生活者の方に納得していただけるのかを何度も議論しました。

――「エビデンス」を重視する中で、どのような検証を行ったのでしょうか。

植田:100名以上の方にご協力いただき、即時的な変化と継続着用後の変化の両方を検証しました。
総着用時間は約7,500時間を超えています。

――100名以上、約7,500時間という数字だけでも規模の大きさが伝わってきます。

植田:そうですね。私の知る限り、国内でインソールの研究として、これだけの人数・規模で検証を行った例は多くないと思います。
でも、「ちゃんと証明したい」という高橋さんの想いに、研究チームとしても応えたかったんです。

――やはり、それだけの規模の着用実験が必要だったということでしょうか。

植田:研究側としては、履いた直後の変化だけではなく、継続して使った時にどう変わるのかも確認したかったんです。
ですから、どうしても一定期間の着用試験が必要でした。ただ、実際にやるとなると、スケジュール調整だけでもかなり大変でしたね。継続試験では、被験者の皆さんに何度も研究所へ来ていただく必要がありましたし、研究チームも総出で対応していました。

――かなり大掛かりな着用実験だったんですね。

植田:そうですね。
着用実験は歩行の計測だけではなく、全身の関節の動きまで解析しています。
一歩ごとに身体がどう動いているのかを細かく取得していたので、集まったデータ量も膨大でした。
本当に何百ギガという規模のデータになりましたね。

高橋:私としては、その結果がすごく嬉しかったんです。
良いものだという感覚はありました。でも、それを「証明できた」というのは全然別の話です。
研究チームがそこまで徹底して向き合ってくれたからこそ、私たちも自信を持って生活者の皆さんへ届けられるようになりました。

――研究・事業・開発。それぞれのこだわりが積み重なって、ようやく製品として世の中へ送り出せたわけですね。

高橋:そうですね。
アプリもインソールも、研究だけでは生まれなかったと思いますし、逆に開発だけでも形にはならなかったと思います。

研究で見つけた価値を、どうすれば生活者の皆さんに届けられるのか。その答えをチーム全員で探し続けた結果が、『my Symmetry』と『THE CORE』なんだと思います。
そして、その価値を自信を持って届けられるようにしてくれたのが、この約7,500時間の検証だったのだと思います。

5

自分の身体と向き合う時間を、もっと当たり前に

――最後に、皆さんはこのサービスを生活者の方にどのように役立ててほしいと考えているのでしょうか。

惠口:ありがたいことに、『my Symmetry』は現在15万ダウンロードを超え、多くの方に使っていただいています。
最初は「身体のゆがみが気になるから試してみよう」と使い始める方が多いと思うのですが、私たちとしては一度測って終わりではなく、日常的に活用していただきたいと思っています。

実はアプリの中には、その週に取り組むエクササイズが表示される仕組みがあるんです。日曜日に測定すると、その結果に合わせたエクササイズが1週間分表示されるようになっています。
毎週日曜日に測定して、翌週のメニューを確認するという使い方をしてくださっている方もいますよ。
私たちも、そうした習慣を少しずつ生活の中に取り入れてもらえたら嬉しいなと思っています。

――一度きりではなく、自分の身体と継続的に向き合うきっかけになっているんですね。

高橋:生活の中に自然と馴染む存在になってほしいと思っています。
私自身が嬉しかったのは、実際に使ってくださった方からいただいた声です。
例えば、「『THE CORE』を使うようになって外に出るのが楽しくなった」とおっしゃる方がいました。

特に印象に残っているのが、「以前なら仕事帰りに『牛乳も買ってきて』と言われると少し億劫だったけれど、今は自然と『いいよ』と言えるようになった」というお話です。
身体のことだけでなく、日常の行動や気持ちまで少し前向きになる。そんな存在になれたら嬉しいですね。

――生活そのものが少し前向きになる。そんな価値も生まれているんですね。

植田:私は、自分の身体を知るきっかけになってほしいと思っています。
私たちは毎日歯を磨きますし、体重計に乗る方もいるでしょう。でも、自分の身体の状態を定期的に見つめる機会は意外と少ないものです。
だからこそ、『my Symmetry』や『THE CORE』が、自分の身体と向き合うきっかけになればいいなと思っています。

身体の状態を知り、その時々に合ったケアをしていく。その習慣が当たり前になれば、もっと自分らしく好きなことを続けられるようになるはず。そのための最初の一歩を支える存在でありたいと思っています。

――皆さんのお話からは、研究・事業・開発、それぞれの専門性を掛け合わせながら、「生活者にとって本当に価値のあるものは何か」を追求し続けてきた姿勢が伝わってきました。
15年にわたる歩行研究と、のべ約7,500時間にも及ぶ検証。その積み重ねから生まれた『my Symmetry』と『THE CORE』は、自分の身体と向き合う新しい習慣を提案しています。
研究室で培われた知見を生活者の手元へ届けるために挑み続けた、このプロジェクトが多くの人にとって“自分の身体を知ること”を当たり前にしていくきっかけになるのかもしれません。本日はありがとうございました。

PROFILE

  • ヒューマンヘルスケア
    研究所
    歩行姿勢研究担当者(取材当時)

    植田 智也

  • ライフケア事業開発部
    「アプリ」開発担当者(取材当時)

    惠口 奏

  • ライフケア事業開発部
    「インソール」開発担当者(取材当時)

    高橋 翔平

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